コンテンツの改善とキーワード

SEOの基本はコンテンツ内にキーワードを散りばめることです。キーワードの選定が正確であれば、そのワードを効果的に盛り込んで対策します。コンテンツを大きくセールスページと情報提供ページとに分け、それぞれの目的に合わせてキーワードを入れ込みます。セールスページは商品とその購入に直接関係するページですから、そのためのワードを使用します。具体的には取引型キーワードを使うことになります。タイトルもコンテンツも変えた方が良いでしょう。情報提供ページはその性質上、商品に直接関係しないワードでも効果的に働く可能性があります。ユーザーのアクセス目的が自社の商品でないことをよく理解して対策を講じましょう。纏めると、セールスページに使うキーワードは自社の商品を求めてアクセスしてくるユーザーを想定したワードであり、情報提供ページに使うキーワードは潜在的な顧客、自社のことを全く知らないユーザーを想定したワードということになります。キーワードそのものを使うことが難しい時は、スモールキーワードを散りばめます。さて、キーワードの使い方を覚えたら、次はアクセス時間やリピートに意識を向けましょう。何故ならユーザーの相した行動を、グーグルが評価するからです。つまり多くのユーザーに長居してもらえば、それだけ検索結果にランキングする可能性が高まるのです。サイトの中でどのページにアクセスが集中しているのかはすぐに分かりますから、そのページの更新に力を入れます。更新が繰り返されるとユーザーはそのたびにアクセスしようとしますから、リピートに繋がるというわけです。更新は単に何かを変えればよいというものではなく、ページの質を高める変え方でなければなりません。特にアクセシビリティとユーザビリティには注意します。ユーザビリティとは、使い勝手を意味する用語で、ウェブサイトの理想はこのユーザビリティを高めることにあります。つまり操作の苦手な人でも使えるほど分かりやすい見た目と構成を目指すということです。

機械学習はAIの一分野

人工知能(AI) に関する用語として、「機械学習(マシンラーニング)」、「ニューラルネットワーク」、そして、「ディープラーニング」について、それらの関係、仕組みなどについて少しご紹介しておきます。人工知能(AI)全体の分類としてとくに知っておいていただきたいのは、①人工知能(AI)の一分野として「機械学習(マシンラ一二ング)」などがあること②その機械学習の手法として「ニューラルネットワーク」や「SVM」があること③そのニューラルネットワークの手法として「ディープラーニング(深層学習)」 があること④ディープラーニングの中にも、数種類の手法があるということです。この機械学習の中で、少し前までは「SVM」(サポー卜・ベクタ一・マシン)と呼ばれる方法が中心的存在でした。機械学習の中にSVMと並んで「ニューラルネットワーク」があります。ニューラルネットワークは、実は古くから知られている機械学習の手法で、なかなか良い精度を得られないという欠点、が知られていました。一因として、学習データが不足していたということが挙げられます。そこでSVMが研究されましたが、精度がなかなか上がりませんでした。そこに2006年のヒントン教授の論文発表(層の深いニューラルネットワーク)、さらに2012年の画像認識コンテスト(ILSVRC)での圧倒的勝利で、一気にニューラルネットワーク、なかでも層の深い「ディープラーニング(ディープニューラルネットワーク)」が脚光を浴びるようになったという流れです。このディープラーニングにもいくつかの手法があります。ヒントン教授が使い、一躍有名になった手法がCNNで、他にもRNN、あるいはAuto Encoder、GANなどがあります。CNN、Auto Encoderは主に画像解析(認識)に使われ、RNNはテキス卜データや音声解析(認識)に、GANは学習データに似たモデルの生成などに多く使われます。派生する手法は他にもあります。